2015年1月5日月曜日

アンチウイルスソフトが tmp フォルダのファイルを検知したときには既にそのマシンはマルウェアに感染している

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アンチウイルスソフトの管理をしていると、tmp フォルダのファイルを検知することが有ります。

[検知内容]
リスク名: Trojan.Gen.2
ファイルパス: C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp\nsp71D9.tmp
送信元: リアルタイムスキャン

リアルタイムスキャンでセーフなパターンはいくつかあるけど、例えばブラウザとか使ってファイルをダウンロード中にファイルを検知した場合はセーフですね。

でもその場合には検知ファイルのパスはこうなるはずです。
・IE のダウンロード先は既定では Download フォルダ
・Chrome のダウンロード先は既定では  C:\Users\<ユーザー名>\Downloads

Temp フォルダにファイルが作成されるケースは、既に悪意のあるプログラムが実行していて、そのプログラムが作った一時ファイルを検知するという場合があります。
今回はそのケースでした。

トロイの木馬でマシン情報を集めてインターネット上へアップロードする機能を持っているものでした。
幸い、ファイルが作成されたタイミングで削除しているので、それ以上の悪意ある行動は取れなかったようです。
すみやかにマシンを入れ替えました。

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